ponrunのブログ

18歳の大学一年生です。陸上競技をしてきた中で得た知識、体験を発信していきたいと思います。 ~3000m12分30秒から関東駅伝出場~

ヴェイパーフライのメリット・デメリット

 前回は4つのポイントを書きました

ponrun.hatenablog.com

 

そして今回はヴェイパーフライ凄い所悪い所について書いていきたいなと思います。

 

(前回の記事をまだ読んでない方は上のタイトル名から飛べます)

 

 

最後の伝えたいことがとても大切なことですので、是非最後まで読んでみてください!

 

 

 

【目次】

 

 

 

 

 

 

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ここが凄い!

 

 ①レーシングシューズの常識を変えた非常識シューズ

これまでの常識は

ジョギングシューズは第一にクッション性をとり、分厚く重くなる。

レーシングシューズは第一に反発と軽量性をとり、極力薄くなる。でした。

 

ですが、ヴェイパーフライは反発と軽量性とクッション性という

 

実現不可能だと思われていたものを実現してしまいます。

 

この常識を変えることができたのは

 

キプチョゲ、ファラーら最高峰のアスリートと

ナイキ本社にあり最高峰の研究施設が整う、「スポーツリサーチラボ」で

行った4年間の研究と、それにより生まれたある素材のおかげだと思います。

 

 

②史上最強の反発材「zoomX

ヴェイパーフライの象徴はカーボンプレートとされていますが

 

実はカーボンプレートは

「接地した際のねじれを軽減し、前方向へのエネルギーへと変えるもの」

だそうです。

 

つまりカーボンプレートはサポート役であって、あの強烈な反発と軽量性を実現しているのはzoomXだということです。

 

zoomXの元は航空宇宙産業で使われていた素材だそうで、驚異の軽さと反発を両立したナイキが探し求めた理想の素材だそうです。

 

zoomXの実力は、ペガサスターボを履けばわかります。カーボンが無くても、あれほどの反発があります。

 

大迫選手もヴェイパーの距離セーブのために、ポイント練習の前半で履けるほどです。

 

 

 

 

③圧倒的な実績

これは皆さんもご存じだと思います。

Breaking2を筆頭に箱根駅伝MGC都大路での着用率挙げたらきりがありません。

 

アディダスと契約し、伝統と信頼のADIZEROの新作(アディダスのエース的存在のレーシングシューズ)の広告塔として出演している青山学院の選手が全員ヴェイパーフライを着用していたのは何ともむなしい話です。

 

記者会見など走る以外での公の場ではアディダスのシューズを履いていたことから大人の事情を感じます。

 

 

また、今までずっとミズノを愛用していた佐藤悠基選手がナイキに履き替えたのには驚きました。

 

海外のニューバランス契約選手がレースで黒塗りをしたヴェイパーフライを履き、契約を切られたという話もあります。

 

 

他社メーカーと契約していたトップレベルの選手が

わざわざ履き替える価値がこの靴にはあるようです。

 

 

 

 

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ここがダメ!

 

 

 

①厚底しか履けない体になる(足本来の力が弱くなる)

 

ヴェイパーフライを一度レースで履くともうほかの靴を履けなくなった。という話をよく聞きます。いわゆる #厚底中毒です。

 

怖いのはヴェイパーフライ以外のシューズを履けない体になってしまうことです。

 

ヴェイパーフライばかり履いていると股関節に大きな負荷がかかると危惧している専門家もいます。

 

昨年の東洋大学西山選手の長期的な不調はこれによるものだとささやかれています。(実際どうだったのかは知りません)

 

 

厚底を履き続ける→厚底が原因で怪我をする→復帰したけど厚底しか履けない

 

この無限ループ怖いですよね。

 

 

なので僕は意識的に履く回数を抑えています。

(レース4日前のポイント、前日刺激、レースのみ着用)

 

 

 

 

②ヴェイパーを履ける人、買える人が有利になる。

 ヴェイパー論争はかなり白熱してますよね。

 

「努力しただけ強くなれる」が魅力の陸上競技道具で結果が変わってしまうなんて僕は嫌です。

 

しかし毎日一秒を削るために努力を重ねたランナーが、相対的に見て速く走れる靴があるなら履かないわけにはいきません

 

この論争を最終的に止めることができるのは、新しいシューズを開発しているメーカーだけだと思います。

 

 

アディダス東京オリンピック

新しい厚底を送り込むという情報がTwitterでリークされています。

 

近い未来では今のヴェイパーのようなシューズが当たり前の時代が来ると思いますそうすれば自ずと値段は下がりますし、厚底しか履けない体が良くないと考える必要もなくなります。(個人の意見です)

 

実は昔にも陸上界で似たような論争が起きています。

それはスパイクの登場時です。スパイクを履いたーが圧倒的な記録を出し、規制するかしないか論争が起こったそうです。

 

ですが今となってはスパイクは当たり前ですよね。それと同じことかなと思います。

 

とにかく今はレースだけ厚底を履くのが無難かなと個人的に思っています。

 

 

 ヴェイパーフライに関するオススメの本二冊


 

 


 

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 伝えたいこと

 

 

このシューズは見た目から勘違いされる方が多いのですが、ョギングシューズではなくトップアスリートも試合本番で履く、立派なレーシングシューズです。

 

たまにジョギングまたは移動の際に履いている方を見かけます。

 

普段のジョギングから履いてしまうと足本来の使い方ができなくなってしまいますし、反発が強いので変な走り方をしてけがをしてしまう可能性だってあります。

 

ある程度走りこんでいる方がここぞという練習やレースで履くのが正しい使い方だと思います。

 

ランニングを始めたての方は、

 

「あの厚底を履けるようになりたい!」

 

と目標にしてもらといいかもしれません。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

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